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こんにちは!幼児教育科学研究所の曽根です。
本日は、アグネス・チャンさんの子育てについて紹介します。
彼女のお子様3人は、全員がスタンフォード大学に合格されたことをご存知でしょうか?
その結果は決して偶然ではありません。
彼女が大切にしていた子育てのポイントは、科学的見地からみると非常に有効なものでした。
アグネス・チャンさんの子育てにおける3つのポイント
・勉強って楽しい!と思わせる声かけをしました
・人間は平等で、国、性別、学歴などで人間を見てほしくないと教えてきました
・テストの結果に一喜一憂しないようにと教えてきました
出典 : https://www.amazon.co.jp/AERA-Kids-特別編集-あの人の子育てがすごい-AERAムック/dp/4022791152
今回は、彼女の子育てにおけるポイント3つと、保護者が子供のために行えることを紹介します。
1. 勉強を楽しめる子に
アグネスさんは、楽しみながら勉強させるということを意識していたそうです。
遊ぶのと同じように、勉強を楽しめることは非常に重要なポイントです。
そこで、子供が勉強を楽しむために保護者ができることをご紹介します。
勉強している姿を見せる
子供がスマートフォンに興味を持つ理由をご存知ですか?
それは、保護者がスマートフォンを触っている時間が長いことが一因です。
子供は、保護者が興味を持っていることに対して同じように興味を持ちます。
そのため、保護者のスマートフォンを触りたがるのです。
同じように、保護者が勉強をしている姿を見せましょう。
そうすることで、子供は自然と勉強に取り組むようになります。
“子供に勉強をさせる” のではなく、”子供と一緒に勉強をする”のです。
勉強の楽しさを教える
勉強の楽しさとは、どのようなものでしょうか?
当研究所では、”新しいことを知る”ことだと考えています。
知らなかったことを知り、それを思わず誰かに教えたくなったことはありませんか?
勉強を終えた子供にこんな質問をしてあげましょう。
子供は、自分が知った新しい知識をみなさんに教えてくれます。
みなさんがそれに対して喜ぶと、子供はさらに新しいことを知るために勉強に取り組みます。
年齢を重ねるにつれて、自然と勉強に取り組めるようになるはずです。
このような言葉では、子供はしっくりときません。
なぜなら、先を見通す力がないためです。
大人になってから、”もっと学生時代に勉強すれば良かった”と後悔したとしても、幼少期にはその必要性に気づけなかったはずです。
2. 違いを認められる子に
それは、”偏見なく、たくさんの人を受け入れられること”です。
自分とは異なる意見や考えを持つ人や、自分にはない能力を持つ人でも、素直に受け入れられる子供になってほしいですよね。
金子みすゞさんの”私と小鳥と鈴と”をオススメします
幼い子供に、人と人の違いを理解させることは非常に難しいです。
そこで、”人と人の違い”ではなく、”人と人以外の違い”をまずは教えてあげましょう。
本著では、人と小鳥と鈴の違いを教えてくれます。
違いを理解したうえで、どれにも素晴らしい価値があることを理解することが大切です。
ぜひ、子供の本の読み聞かせに利用してみてください。
3. テストの結果で一喜一憂をしない子に
テストが苦手な子供の大半は、テストの結果に対して恐怖感を抱いています。
低い点数だと褒められない
そして、この恐怖感は保護者の対応から生じてしまうものでもあります。
保護者がテストの点数を気にしなければ、子供もテストの点数を気にしません。
テストの点数を気にしないと、結果が出なくなってしまうのでは?
テストにも身が入らなくなってしまうのでは?
みなさんはこのように心配されるかもしれません。
そこで、以下の方法を取り入れてみましょう。
結果をフォーカスするのではなく、プロセスに目を向ける
テストは能力を点数化したものではなく、復習する箇所を教えてくれるものだと、アグネスさんは子供に説明していたそうです。
テストの点数が悪かった場合には、”悪かった点を改善する”ことを伝えてあげましょう。
間違えたところがあれば、なぜそれを間違えてしまったのかを学ぶことが大切です。
そうすることで、結果ではなく、プロセスに目が向くようになります。
みなさん、アグネス・チャンさんの子育てにおけるポイントはいかがでしたでしょうか。
上記以外にも、彼女は様々な子育て方法に取り組まれています。
自己肯定感を高める方法や、家族全員で会話する方法などは下記のリンクをご参照ください。