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こんにちは!幼児教育科学研究所の曽根です。
本日は、プロボクサーである井上尚弥選手がどのように育ったのかを科学的見地から分析します。
まずは、井上尚弥選手の生い立ちと実績を紹介します。
井上尚弥選手の生い立ちと実績
1993.4 神奈川県座間市に生まれる
1999 小学1年のとき、父の影響でボクシングを始める
2008.8 第1回全国U-15ジュニアボクシング大会で優秀選手に
2009 新磯高校(現・相模原青陵高校)1年で3冠を達成、(通算は高校タイトル5冠、全日本選手権優勝1回)
2012.7 大橋ボクシングジムに入門、10月のプロデビュー戦でKO勝利
2013.8 国内最短タイ記録となる4戦目で日本タイトル獲得
2013.12 国内最短タイ記録(当時)である5戦目で東洋太平洋王座獲得
2014.4 プロ6戦目でWBC世界ライトフライ級王座獲得(国内最短)
2014.12 WBO世界スーパーフライ級王座獲得、プロ8戦目での2階級制覇は世界最速
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井上尚弥選手の幼少期の子育てにおける2つの特徴
- 自分の失敗をつまびらかにし、だから今、一生懸命頑張りたいんだと話すと、子供たちも頷いてくれます
- 息子たちが成長するに連れ、一緒に練習するのは僕も体力的にきつくなるけど、絶対に手を抜かない
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1. 自分の失敗を包み隠さない

プロスポーツ選手の子育てにおいて大切なのは、ミラーニューロンと呼ばれる脳機能です。
子供はみなさんの姿を見て、みなさんと同じ振る舞いを本能的に行います。
みなさんが人の悪口を言えば、子供も悪口を言ってしまいます。
みなさんが怒鳴って怒れば、子供も怒鳴って怒るようになります。

子供に完璧な姿を見せる必要はありません、むしろ完璧な姿を見せないほうが良いのです。
その理由は2つあります。
子供が大きなプレッシャーを感じてしまう
この世に完璧な人間は存在しません。
もし、みなさんが失敗したとき、失敗していないような雰囲気を出してしまうと、子供もミスをしたときに自分の感情を押し殺そうとしてしまいます。
また、完璧にしないといけないプレッシャーから、失敗する可能性のあることや、難しいことにはチャレンジしなくなってしまいます。
子供にはたくさんチャレンジしてほしい、と考えるなら自分の完璧な姿を子供に見せる必要はないのです。
子供は保護者の心情を感じ取っている
子供は保護者の心情にとても敏感です。
子供に完璧な姿を見せ続けようと保護者がストレスを抱えていては、子供はのびのびと活動することができません。
無理をして、自分の完璧な姿を見せる必要はないのです。
2. 責任の取りかたを教える

完璧な姿を見せないということは、ミスをするということです。
ミスをしても構いませんが、ミスをしただけで終わってはいけません。
自分のミスの責任の取りかたを、子供にきちんと教えてあげましょう。
例えば、子供がお茶をこぼしてしまったとき、

子供に怒りながら、代わりにこぼれたお茶を拭いたことはありませんか?
このように対応してしまうと、子供は自分のミスの責任の取りかたを覚えることはできません。

このように質問して、おしぼりを渡し、子供に拭かせるようにしましょう。
ガラスのコップを割ってしまったときは、無理のない限りで子供と一緒に片づけることを意識しましょう。
そうすることで、子供はミスに対しての責任の取りかたを覚えていきます。
3. 自分から率先して練習に取り組む

井上尚弥選手に限らず、プロスポーツ選手の家庭に共通する子育てのポイントについては下記に記載しています。
ぜひ参考にしてみてください。
井上選手の子供時代のヒーローはお父様だったそうです。
単調な練習を飽きさせないよう、お父様が率先して練習に取り組んだそうです。
懸命にトレーニングに取り組むお父様の姿は、他の何よりも魅力的に映っていたのでしょう。
ぜひ、みなさんも失敗を乗り越えていく姿を子供に見せてあげてください。