目次
- 子どもの習い事は必要?
- どんな習い事が良いの?
- 習い事が続かない
こんにちは!幼児教育科学研究所の曽根です。
今回は、『子どもの習い事』について紹介します。
習い事は何でも良い?
習い事を通して得られる最大のポイントは、『努力する意義を感じ、やり抜く力を育てられる』ことです。
このやり抜く力を育てるという意味では、習い事は何でも構いません。
*一定の競技・種目のプロを目指す場合は別です。
その場合の習い事は、『1つ』であることをオススメします。
複数の習い事をすることで全てが中途半端になり、努力しきれない子どもになる危険性があるからです。
習い事を継続させるためには?
子どもが楽しそうに習い事をしていない、全然頑張ってくれないなんてことも珍しくありません。
そこで、モチベーション高く習い事を継続させるコツを紹介します。
習い事を継続させる3つのコツ
①子どもの習い事に関心を持つ
子どもの継続的なやる気を引き出すには、保護者の関心の高さが大切です。
自分が頑張ったり、できるようになったことに保護者の関心がなければ、子どもはやる気を失ってしまいます。
保護者がこのような状態ではいけません。
子ども以上にその習い事の知識を深め、関心を持ちましょう。
保護者全員で関心を持つようにしてください。
②子どもの成長を把握する
何ができるようになり、何ができないのか、もっと楽しむためにはどうすればいいのか。
子どもと一緒に目標を立てて、そのフィードバックを行いましょう。
習い事において、子どもがどのように成長をしているのかを注意深く把握してください。
③子どもをたくさん褒める
子どもにとって一番のご褒美は、保護者に褒められることです。
小さな成長も見逃さずに褒めてあげることで、子どもはより頑張れるようになります。
褒める際は、結果だけではなく、子どもが努力した部分を褒めてあげましょう。
そうすることで、結果はもちろん努力する大切さを学びぶこともできます。
努力のできる子どもを育てるための効果的な褒め方に関しては、以下のリンクを参考ください。
曽根のオススメする習い事の考え方
私個人としては、前述したように1つの習い事に注力することをオススメします。
もし、子どもが複数の習い事に関心を持ち、保護者が子どもの習い事をコントロールできるのであれば、複数に注力しても構いません。
具体的に、どのような習い事を選ぶと良いか紹介していきます。
【1種類の取り組みを入れる】
・今後必要とされる力(勉強関連)もしくは子どもがやりたい取り組み
1種類の場合は、今後必要となるであろう勉強関連のもの、もしくは子どもが自主的にやりたいと思うもののどちらでも構いません。
勉強関連のものをさせる場合は、それ以外の自由時間は子どものやりたいことを存分にさせてあげましょう。
子どもの好きなことをさせる場合は、家庭内の時間で将来必要だと思うことを子どもに行ってあげてください。
ただし、それ以外の時間は子どものやりたいことを存分にさせてあげましょう。
【2種類の取り組みを入れる】
- 今後必要とされる力(勉強関連)
- 子どもがやりたい取り組み
2種類の場合は、上記2つを取り入れることをオススメします。
ここでの注意点として、保護者の関心がどちらか一方に偏らないようにする必要があります。
どちらもの習い事も中途半端にならないように注意しましょう。
【3種類以上の取り組みを入れる】
- 今後必要とされる力(勉強関連)
- 子どもがやりたい取り組み
- 経験値としてさせておきたいこと
3種類以上の場合は、『経験値としてさせておきたいこと』をオススメします。
具体的には、『大人になってもできること』をオススメします。
例えば、子どもの頃に水泳を習っていれば、その後も泳ぐことに困ることはありません。
しかしながら、3種類以上の場合には、子どもの自由時間がなくなってしまうという弊害があります。
そのため、子どもの自由時間をできる限り作るよう心がけましょう。
習い事よりも大切なこと
習い事を通して、得られるもの、勉強になること、能力に結びつくことは多々あります。
しかし、子どもに目先の能力を求めるあまり、家庭内でのしつけや教育を疎かにしないよう注意しましょう。
以下では、子どもの人間力を高めるための、愛情・信頼・期待・厳しさのバランスと順番について紹介しています。
まずはこちらに取り組み、その上で習い事に取り組んでいただけると幸いです。