目次
- 子どもと親はどういう関係であるべき?
- 子どもとは友人みたいな関係でいいの?
- 年の離れた子どもとどうやって信頼関係を築けばいいの?
こんにちは!幼児教育科学研究所の曽根です。
今回は、「子どもとの信頼関係を作る4つの方法」について紹介します。
本記事を読まれる前に、以下の「子育てがうまくいかない??悩みを持つあなたを解決に導く4つの指針」を一読ください。
子どもとの信頼関係が大切なのはなぜ?
以前の記事で、子育てにおける4つの指針を紹介しました。
子育てにおいて重要な4つの指針
愛情・信頼・期待・厳しさです。
信頼は愛情の次に子どもに与えるべき指針の1つとなります。
信頼の効果とは?
信頼は、次のステップでもある「期待」と関係してきます。
「親から子どもへの期待」は、子どもの能力を伸ばすための指針です。
ですが、信頼がなければ、期待による子どもの能力の向上は望めません。
また、「信頼」は「期待」の効果を倍増させる効果があります。
例えば、上司から仕事を依頼される状況を想像してみてください。


みなさんは、どちらの言葉でやる気が出るでしょうか。
自分を心から信頼してくれている人の期待にこたえたい、と思うのではないでしょうか。
子どもは、誰よりも自分を愛してくれる保護者の期待にこたえたいと本能的に考えます。
子どもとの信頼関係を構築できていれば、子どもは頑張ってくれるのです。
子どもとの信頼関係を構築する4つの具体的な取り組み
①言葉がけを意識する

まずは、あなたが子どもの味方であることを認識してもらいましょう。
下記は言葉がけの一例です。


どんな時でも、あなたが必ず味方になることを子どもに伝えてください。
そうすることで、子どもは失敗を恐れずにチャレンジしていくことができます。
言葉がけの復習については、以下のリンクをご覧ください。
心を育てる教育??子どもの自己肯定感を上げる3つの言葉
子どもを1人の人格者として接する

子どもを1人の人格者として接するということは、子どもと対等な立場で接するということです。
実際には、保護者自身の意見を子どもに押し付けてしまうことが多いのが現状です。

ここで求められているのは、子どもにとって友人のような保護者ではありません。
最も身近にいる信頼のできる大人であることが求められます。

確かに、年の離れた子どもと対等に接することは非常に難しいです。
ここで、子どもと対等に接するための取り組みを3つ紹介します。
②子どもの話を最後まで聞く

子どもの話を聞く目的は、保護者が子どもに関心を持っていることを伝えるためです。
子どもの話はまとまりがなく、面白くないと思うこともあるかもしれません。
しかしながら、話を聞いてくれない人を信頼できるでしょうか。
さらに効果的な方法として、話を聞きながら相づちを打ったり、共感してあげましょう。
そして、話を聞き終えたら自分の意見も伝えてみましょう。
自分の意見に対して、子ども自身がどう思うのかを聞いてみるのも効果的です。
お互いに意見を聞く習慣を身につけることで、あなたを信頼し、相談できる子どもに育ちます。
③子どもに感謝の言葉を伝える


簡単なお手伝いを頼んだときでも構いません。

新聞取ってー!
パパ呼んできてー!
隣の部屋に何かないか見てきてー!
お願いしたことを実行してくれたときには、必ず感謝(ありがとう)の言葉を伝えましょう!
④家族会議を定期的に行う

1日に1回、1週間に1回でも構いません。
家族全員で、その日にあったこと、うれしかったこと、がんばったことを話しましょう。
あわせて、次の1週間の計画を子どもに聞きましょう。
いつまでに宿題を終えるのか、いつまでに習い事の準備を終えるのか。
そして、1週間後に計画を実行することができたか確認しましょう。
同時に、子どもを褒めたり、子どもの考えを聞いたりする時間を持つことも大切です。
この取り組みのポイントは、保護者も同じように話すことにあります。
実行できなかったことがあれば子どもに話したり、子どもにアドバイスをもらうのも良いかもしれません。
保護者も自分のミスを話してこそ、対等な関係が築けます。
信頼関係を構築できている家族は、いつでもお互いが協力し合ったり、助け合うことのできる家族になります。
子どもと信頼関係を構築するためのポイント
- 言葉がけを意識する
- 子どもの話を最後まで聞く
- 子どもに感謝の言葉を伝える
- 家族会議を定期的に行う
まずは、できることから順番に習慣化していきましょう。
次のステップも読んでいただけますと幸いです。