褒め方を間違えると逆効果!!正しい子どもの褒め方とは??

花丸




※このように考える方は必読です!

  • どのように子どもを褒めるの?
  • いつ子どもを褒めてあげるべき?
  • チャレンジできる子どもに育ってほしい!

こんにちは!幼児教育科学研究所の曽根です。

以前の記事で、子どもの自己肯定感を伸ばす3つの言葉について紹介しました。

心を育てる教育??子どもの自己肯定感を上げる3つの言葉

2017.11.29

褒めることは、子どもに関心があり、愛情を持っていることを伝えることです。

6歳-12歳になると、愛情・感謝・一体感の言葉が頭に入りにくくなったり、嫌がる子もでてきます。

間違った褒め方をしていませんか?

褒めるのは簡単じゃない?うちではいつも褒めてます!

成果主義

褒め方を間違えると、子どもの成長に悪影響を及ぼすことをご存知でしょうか?

保護者
【NG】〜〜ちゃんはすごいね!天才だね!
保護者
【NG】〜〜ちゃんは頭がいいのね!

このような褒め方には問題があります。

実際に、子どもの能力や才能だけを褒めた場合、子どもの成長に悪影響を及ぼすという研究結果もあります。

能力や才能だけを褒められた子どもは、プレッシャーを感じて新しいことへチャレンジができなくなるのです。

どのように褒めたら良いの?

過程をほめる

結果や才能だけを褒めるよりも、その過程を褒めることが重要です。

保護者
一生懸命だったね。
全力を尽くせてえらいね!

行動の過程を褒めてあげると、努力することが褒められるということを理解するようになります。

それだと結果が出なくなるのでは?

受験やスポーツなど、過程なくして結果はありません。

結果も大切ですが、一番大切なのは過程だという感覚を子どもに与えるよう意識して褒めてあげることが重要です。

過程も結果も大切なら、褒めるタイミングはいつ?

子どもの集中力を継続させる褒めるタイミング

ステップアップ
  • してほしくしない行動をやめたとき
  • してほしい行動をはじめたとき
  • してほしい行動が少し進んだとき
  • してほしい行動を終えたとき

多くの保護者は、最後のステップのみで褒めている場合が多いです。

間違いではありませんが、行動の途中途中で褒めてあげることで、より効果を発揮できます。

子どもは保護者から注目されていると、最後まで集中力を発揮させることができます。

将来的には、保護者の目がないところでも、自主的に勉強に取り組める子に育ちます。

具体的には?

子どもに勉強してほしい、というケースを例にあげます。

1.席についたとき

遊びを止めて席についてくれた瞬間が、最初に褒めるタイミングです。

保護者
席に着いてくれたね!ありがとう!
保護者
昨日よりもすぐに遊ぶの止めたね!お母さん嬉しい!

子どもにとっては、遊びを止めて勉強に取り組むことはストレスです。

まずは、席に着いてくれたことに対して褒めてあげましょう。

2. テキストを開いたとき

テキストを開くことは、勉強がスタートする合図です。

保護者
テキスト開いたね!お母さん応援してるよ!頑張ってね!

保護者がしっかり見ていること、注目していることを意識させましょう。

3. 1-2問解けたとき

問題を解いたタイミングごとに、子どもの集中力は切れやすくなります。

すぐに他のことを始めてしまう子は、保護者から放置されてしまっている子どもです。

保護者
もう終わりそうだね!すごいね。
保護者
この前やったこと覚えてるんだね!お母さん嬉しいよ!

このような言葉で、勉強が継続されるよう促しましょう。

4.終わったとき

保護者
今日も1日頑張ったね!お母さん嬉しいよ!
保護者
この前できなかったこともできるようになったね!

さらに、言葉をかける際に重要なポイントが3つあります。

過去の子どもと比較して褒めてあげること

過去と比較

成長した部分を褒めてあげることで、子どもも自分の成長を理解することができます。

具体的に褒めてあげること

保護者
【NG】すごいね!
保護者
【NG】〜〜ちゃんは頭がいいね!

このような言葉はオススメできません。

具体的にどこか良いのかを褒めてあげることで、子どもは褒められた理由を理解できます。

保護者
重いボールなのに、こんなに遠くまで投げれるなんてお母さんできないよ!!

このように、具体的に褒めることをオススメします。

ポジティブな言葉で褒め終わること

保護者
【NG】よくできたね!やればできるんだから、いつもこうできたらいいのにね。
保護者
【NG】よく宿題できたね!この前も同じようにすればすぐ遊び行けたのにね!

これらは、保護者が使いがちなフレーズです。

子どもは褒められているのか、怒られているのかがわからなくなってしまいます。

せっかく宿題を終わらせたのに、褒められた気がしない。

そんな気持ちになると、次のやる気にはつながりにくくなってしまいます。

褒め方のまとめ

  • 結果ではなく過程を重視して褒める
  • 結果を褒めたあとに、過程を強調して褒める
  • 過去の子どもの姿と比較をして、少しでも成長した部分を褒める
  • 具体的に褒める

年齢を重ねると、どうしても結果が求められることも出てくると思います。

そのときに、結果も努力もどちらも大切だと子ども自身が思ってくれるように育てることが大切です。

【親と子どもの心の育て方】年齢とステップ別記事のご紹介

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2018.06.14











花丸

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