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こんにちは!幼児教育科学研究所の曽根です。
本日は、陸上選手である桐生祥秀選手がどのように育ったのかを科学的見地から分析します。
まずは、桐生祥秀選手の生い立ちと実績を紹介します。
桐生祥秀選手の生い立ちと実績
1995.12 滋賀県彦根市に生まれる
2008.4 彦根市立南中学に進学
兄の影響で陸上を始める
2011.4 洛南高校に進学
2012.10 ぎふ清流国体男子100m決勝で10秒21
2012.11 エコパトラックゲームズで10秒19
国体に続いてユース世界記録を更新
2013.4 小田記念国際の男子100m予選で10秒01を記録
2014.4 東洋大学に進学
2014.7 世界ジュニア選手権で日本人初の銅メダルを獲得
2015.3 テキサスリレーで9秒87の記録を出すが、追い風のため参考記録となった出典:https://www.amazon.co.jp/dp/B01B60ZFQQ/ref=dp-kindle-redirect?_encoding=UTF8&btkr=1
桐生祥秀選手の幼少期の子育てにおけるの特徴
息子たちが通った中学校の体育大会で配られる記録集「栄光の跡」で、2年生の部の100mの記録トップに将希、200mに祥秀の名が記載されていた。夫婦の態度から、兄弟がそろって記されたものが何よりの宝物であることが伝わってきた。
出典:https://www.amazon.co.jp/dp/B01B60ZFQQ/ref=dp-kindle-redirect?_encoding=UTF8&btkr=1
1. 家庭環境の大切さ

今回は特に”ご兄弟・ご姉妹”のいる家庭に効果的な内容となっています。
多くの家庭で、”上の子””下の子”のトラブルを抱えているのではないでしょうか。
下の子が生まれてから、上の子が暴れるようになった、落ち着きがなくなったなんて話も珍しくありません。
その原因のほとんどが、兄弟・姉妹に対して平等に接し、同じ環境を与えていないことにあります。
兄弟・姉妹を育てるポイント①子供ひとりひとりの時間を作る

下の子が生まれてから、上の子の落ち着きがなくなったというケースは多くあると思います。
下の子の世話に時間がかかり、上の子との時間が減ってしまうことが原因です。

心理学では親子タイムと呼ばれている、”1日5分1人1人の時間を作ること”でこの問題の多くは解決することができます。
保護者は自分のことを大切に思ってくれているという時間を作ることが、子供の心理面では大切なのです。

親子タイムを導入しやすいのは寝る前というケースが多く見受けられました。
下の子の方が早く寝るため、下の子が寝たあとに上の子との親子タイムを設けるのです。
その際には、その日の嬉しかったこと、頑張ったことなど、子供がポジティブな気持ちで話せる内容をたくさん聞いてあげましょう。
そのうえで、しっかりと共感し、たくさん褒めてあげるようにしましょう。
1人1人の時間をきちんと設けることで、子供を大切に想う気持ちは伝わります。
ぜひ実践してみてください。
兄弟・姉妹を育てるポイント②悪口を言わない

兄弟・姉妹がいなくても大切なポイントです。

どうしてあの子は、いつも〇〇なのかしら?
こうした言葉をかけてしまうと、子供は自分の悪口もどこかで言われているかもという不安に襲われます。
そのため、自分のやりたいことに全力で取り組むことができなくなります。
さらに、自分自身も友達や知り合いの悪口を平気で言ってしまうようになります。
他記事にも記載していますが、子供はみなさんの姿を見て、みなさんと同じ振る舞いを本能的に行います。
みなさんは、日常において悪口を言わないよう注意しましょう。
また、保護者同士の悪口も同じ理由で避けるべきです。
逆に、子供の良いところを、他の兄弟・姉妹に積極的に伝えるように意識しましょう。
そうすることで、友達の良いところを他の友達にも伝えられる子供に成長します。
子供の能力を伸ばすためには、家庭環境が非常に重要です。
オリンピック選手である桐生祥秀選手のご家庭では、兄弟ともに平等に時間を持ち、特別扱いをしませんでした。
このような方針を持っていたからこそ、家族一丸となって、桐生祥秀選手を応援できているのでしょう。
スポーツ選手に共通する子育ての特徴とは?
桐生祥秀選手に限らず、プロスポーツ選手の家庭に共通する子育てのポイントについては下記に記載しています。
ぜひ参考にしてみてください。