あなたはどう叱ってる??小学生を叱るルールとは!?

指切りげんまん




※このように考える方は必読です!

  • 大きくなった子どもをどのように叱るの?
  • 叱っても同じことを繰り返すときは?

こんにちは!幼児教育科学研究所の曽根です。

幼児を叱る方法については、以下リンクにて紹介しました。

これであなたも叱り上手!!幼児を叱るときの6つのルール

2017.12.13

上記を一読されていることを前提にお話します。

子どもを叱るときには、ルールをつくる必要があります。

  • 危ないことをしたとき(子どもの身に危険があるとき)
  • 他人に迷惑をかけたとき
  • 公共のルールを守らなかったとき

上記がそのルールです。

3つめのルールは、6歳以降の子どもが対象です。

さらに、6歳以降の子どもにはもう1つルールを加える必要があります。

それは、自分の責任を果たせなかったときです。

自分の責任を果たせなかったときとは?

  • 約束を守れなかったとき
  • 与えられた役割を全うできなかったとき

約束を守れない?どんな約束?

6歳以降は、ゲームをしたり、友達と遊びに行ったりと自由に行動ができるようになります。

しかしながら、子どもの好きなことばかりをさせるのは正しくありません。

  • 期日までに宿題を終わらせる
  • ゲームの時間を決める
  • 自分で朝起きる

このような約束を子どもと結びましょう。

きちんと約束を守れていれば、褒めてあげましょう。

約束を守ることは当たり前ですが、それが当たり前だと理解してもらうことで、子どもの社会性は培われます。

保護者との約束を守れない子どもは、子ども同士や学校での約束も守れません。

約束が守れなかったときは?

約束を破る

約束を守れなかったときの対応は、家庭ごとに異なるのではないでしょうか?

ゲームの約束を例にあげてみましょう。

保護者
【NG】ゲームは1日1時間までね!お母さんと約束!
子ども
【NG】うん、わかった!
保護者
【NG】もう1時間経ってるわよ!何で約束守らないの?明日はもうゲーム禁止!
子ども
【NG】えー!イヤだよ!ゲームしたいよ!

みなさんもこのように対応されていませんか?

しかし、この方法はオススメしません。

なぜなら、このような対応をしても、子どもが約束を守れるようにはならないからです。

子どもは、約束を守れなかったことよりも、楽しみを奪われた!と感じるのです。

それでは、どうすれば子どもは約束を守れるのかを説明します。

約束を守れなかったときは、子どもの成長のチャンスです

ルール作り

ゲームの時間を守れなかったときは、このように子どもに問いかけてみてください。

保護者
一時間経ったからゲームの時間は終わりだね。
子ども
あともうちょっと!すぐ終わる!
保護者
じゃあお母さん待ってるからね。

ゲーム終了

保護者
ゲームは1日1時間の約束だったよね?約束覚えてる?
子ども
うん…
保護者
どうして1時間を超えちゃったのかな?
子ども
気づかなかったんだよ。すぐにセーブして終われなかったんだよ。
保護者
じゃあどうすれば1時間で終わらせて、お母さんとの約束守れるかな?

まずは一度、どうしたら自分が約束を守れるのか?子どもに考えさせてみてください。

子どもにとって、約束を守ることは初めての経験なのです。

守るためにどうするべきかを考えたこともないのです。

子ども
ゲームしながら時間を見るようにする!
タイマーを使ってセーブする!
保護者
うん、明日それをやってみようか。
もし明日も約束守れなかったらどうする?
子ども
そしたら次の日はゲームをしないよ。

このように会話をすることで、明日は約束を守らないと!と考えるようになります。

さらに、子ども自身に解決方法を考えさせたり、ペナルティを決めさせることで、子どもは自分で決めたルールを守るようになるのです。

約束を守ったときは、きちんと褒めてあげましょう。

しかし、約束を守ったことに対して報酬を与える必要はありません。

なぜなら、約束を守ることは当たり前だと理解してもらうためです。

与えられた役割で責任を果たしてもらいましょう

子供手伝い

子どもの役割とは、お手伝いをしてもらうことが一般的です。

お手伝いをして責任を果たすことで、子どもは家族のなかでの自分の役割と、自分が必要な存在であることを自覚します。

近年はこのように役割を与えられない子が多く、与えられた義務をこなし、信頼を得ているという感覚を覚えることができません。

他人との関係においても、信頼関係を築きにくくなる可能性があります。

お手伝いでは、お小遣いをあげる家庭もあるかと思います。

お小遣いは、子どもの社会性を育てうる一因となりますが、大切なのは与えられた役割を全うし、家族から信頼を得るというプロセスを学んでもらうことです。

お手伝いって?

お手伝いは、玄関の掃除やゴミ出し、お風呂掃除など簡単なものをオススメします。

手伝ってくれるけど、上手くできていない場合は?

保護者からよく頂戴する質問です。

お風呂掃除がキレイになってない
ゴミ出しを忘れてしまっていた
靴が乱雑に並べられてる

保護者
もう!ちゃんとやってよね!

多くの保護者が子どもに思わず言ってしまう言葉です。

ですが、子どもはそもそも

”ちゃんと”

を理解していないのです。

何が正しいのかを理解していない場合に否定してしまうと、子どものやる気は失われていきます。

どうしたら良いの?

約束を守れなかったときと同様、一度子どもに考えてもらいましょう。

ただし、約束のときと比べて答えが出にくいかと思います。

そんなときは、下記のように進めましょう。

保護者
〜〜ちゃん、お手伝いありがとう!けどね、ママが考えてたお手伝いとはちょっと違うんだけど、わかる?
子ども
えー!わかんない!やったよ!
保護者
じゃあママと一緒にやってみようか!
子ども
うん!
保護者
どう?〜〜ちゃんがしてくれたときとどう違うかな?

こうしなさい!あーしなさい!

と言葉だけで伝えるのではなく、一緒にしたうえで、子どもに考えさせる機会を与えましょう。

いかがでしたでしょうか

6歳以降の子どもを叱ることは、成長のチャンスでもあります。

そのチャンスを活かせるかどうかは保護者次第です。

幼児の叱り方については、以下にて紹介しています。

これであなたも叱り上手!!幼児を叱るときの6つのルール

2017.12.13

ぜひ、参考にしてみてください。

【親と子どもの心の育て方】年齢とステップ別記事のご紹介

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