体の成長は脳の成長!!0-3歳児のための体のトレーニング15選

体のトレーニング方法




※このように考える方は必読です!

  • 子どもに落ち着きがなくて心配
  • 勉強と運動に関係はあるの?

こんにちは!幼児教育科学研究所の曽根です。

みなさんは、体の発達が脳の発達に直結するということをご存知でしょうか?

体の発達が脳の発達に影響する

指回し運動とは?

指回し運動には、脳を活性化させる効果があることが証明されています。

指に限らず、体の発達は脳の発達に大きな影響を及ぼします。

具体的にどんな影響があるの?

具体的な影響

例えば、“ハイハイ”は体の右側全体を使うことで左脳に刺激を与え、体の左側全体を使うことで右脳に刺激を与えます。

交互に脳に刺激を与えることで、左脳と右脳のつながりが強まります。

脳のつながりが強まると、子どもの動きは滑らかで素早いものになります。

脳への影響だけではありません

どうして子どもは落ち着きがないの?

じっと座っていられない

基本的に、0-3歳の子どもは落ち着きがありません。

落ち着きがないというのは、”座っていないといけないとわかっているのに動いてしまう”状態です。

この場合は、気持ちだけでなく体の発達にも問題があります。

座っているという感覚を感じることができず、おしりを動かしたり、立ったりして、自分の感覚を本能的に感じたがるからです。

逆に言えば、座っている感覚を持つことができるようになると、動く回数は減少していきます。

ここからは、子どもの体の発達を促すトレーニングについて紹介します。

トレーニングでの3つのルール

①できることから、一段階ずつステップアップする

スモールステップをきざむ

体の発達には段階があるということを忘れないでください。

早すぎるステップアップは、本来発達すべき機能が発達しない可能性すらあります。

次のステップに進む際は、その2つ前のステップも時々確認することをオススメします。

②見本を見せる

お手本を見せる

子どもができないときは、あなたがしてあげましょう。

保護者が笑顔で楽しそうにしていると、子どもも自然と真似をします。

③一つひとつの行動を褒める

一つ一つほめる

新しい動きが多くなることで、子どもによってはストレスを感じてしまうかもしれません。

そんなときは、一つの動きを終えるごとに笑顔で褒めてあげましょう。

子どもは褒められることが大好きです。

動くたびに褒めてもらえると、難しいことにもチャレンジしていけるようになります。

体の発達を促進させるトレーニング15選

1. 小指握り


効果

反射から反応に変える

ポイント

小指を握らせ、指が離れないように練習させる

応用

握る力が強くなってきたら、軽くゆすったり、ゆっくり引っぱってみる

2. うつぶせ


効果

首のすわりが早くなる

ポイント

うつぶせの状態で、背中をさすったり、声をかけて頭を持ち上げるように促す

注意

固い布団でうつぶせにし、顔は必ず横向きにする

3. 色々なものを触らせる


効果

手の動きの基礎強化

ポイント

タオル、スポンジなど素材の異なるものや、ボールやペン、ボタンなど形の異なるものを触らせたり、握らせる

注意

子どもの手のサイズに合うものを選ぶ

ボタンなどの小さいものは、口に入れないように布などに縫い付けてから持たせる

4. いないいないばあ


効果

知的発達を促す

ポイント

「ばあ!」は笑顔で

手を開くパターンだけでなく、タオルなどを使い左右上下から顔をのぞかせる

「いない、いない」の待ち時間を長く(短く)するなど変化をつける

注意

泣いてしまう場合は、すぐにだっこする

5. 鏡を見せる


効果

自分と他人の区別

ポイント

鏡の前にだっこして連れていき、鏡に映る自分の姿をよく見せる

応用

数人で並んだときに、自分と他人を区別できるようにする

6. 引っぱる


効果

指先、予測能力の強化

ポイント

あおむけ、はらばい、おすわりの状態でつり輪などをぶら下げ、引っぱらせる

ひもはゴムなどの伸びる素材を使用する

7. たたいて音を出す


効果

手の動作、聴覚刺激、リズム感、まねっこ

ポイント

お座りさせた状態で、うしろから抱きかかえるように手を持ち、両手でトントンたたく

慣れてきたら一人でさせるようにする

応用

棒を握らせて手首の力を養う

太鼓の代わりに机や鍋などを使用しても良い

8. ストロー落とし


効果

手の動作、集中力、まねっこ

ポイント

牛乳パックなどの容器に、ストローが通るくらいの穴を開けてストローを入れていく

対象物を見ながら手を動かすことを教える

一人でできるようになったら、ストローを入れ終わるまで注意を向けさせる

応用

ストローの色を変えたり、長さにもバリエーションをつける

9. なぐり書き


効果

鉛筆やクレヨンの正しい持ち方の習得

ポイント

手のひらにおさまる短めのものを用意

自分の手の動きが紙に表現される面白さを体験させる

10. 紙を引きさく


効果

手の動作、指先使い、力の入れ方の習得

ポイント

両手を使い大きな紙をできるだけ長く引きさく

長く引きさけるほど両手が上手に使えている

最初は半紙や新聞紙など比較的破りやすい紙を使用する

応用

薄い紙、厚い紙、雑誌などでバリエーションをつける

11. 積み木遊び


効果

創造性をはぐくむ、大小の認識、まねっこ

ポイント

片方の手は補助としても使えることを教える

応用

2~3段を積んでいく

12. ゴロゴロいもむし


効果

三半規管の強化、体幹の強化
ポイント

布団やマットレスの上でゴロゴロと横向きに回転する

13. 積み木を積み重ねる


効果

創造性をはぐくむ、大小の認識、まねっこ

ポイント

2~3段積むことができたら褒める

応用

より高く積んだり、自動車などの形に見立てて遊ぶ

14. ひも通し


効果

集中力、指先の強化、きき手・補助の手の協調

ポイント

きき手にひもを、もう一方の手に穴の大きなリングを持たせる

慣れてきたら少し小さい穴のリングで練習する

うまくできないときは、ひもの先にセロハンテープを巻きつけて固くしておく

応用

ストローなどの小さい穴にひもを通させる

ボタンをかける


効果

手首のひねり、指先の器用さ

ポイント

ボタンかけ用のおもちゃを使用する

ボタンをかけたり、はずしたりする練習をする

かけられない場合は、少し手助けをしてあげながら徐々に一人でできるようにする

応用

最初は大きなボタンと穴の開いた布を準備してあげるのも良い

トレーニング内容はいかがでしたでしょうか

0-3歳のうちに子どもと一緒に楽しむことで、子どもの体はしっかりしたものになります。

ぜひ、みなさんもお試しください。

次回の記事では、保護者から頂戴した質問をまとめています。

他の保護者がどのような悩みを持っているのか、ぜひご一読ください。

みんな悩みを持っています。0-3歳の子育てのよくある質問

2017.12.07

年齢とステップごとのまとめ記事は以下をご参照ください。

【子どもの能力開発】年齢とステップ別記事のご紹介

2018.03.13











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